巨人軍中畑清選手の現役最終戦を、藤井寺球場のレフトスタンドで観戦しました。
0勝3敗まで追い詰められてから3勝3敗まで巻き戻し、いよいよこれが背番号24番の見納めかと思い、東京から駆けつけました。
その年の日本一を決める最終戦とあって、チケットもないままでしたのでとにかく球場へ向かい、仲間と徹夜で球場前の列に並びました。
レフトスタンドで中畑選手の応援歌を声をからして歌う中、
打った瞬間にそうと分かる最後のホームランの打球が私たちがいるブロックのそんなに遠くないところにすーっと飛び込んできました。
涙涙で仲間と抱き合い、最後まで魅せてくれた中畑選手に感謝しました。
最後の最後の打席は三塁フライで、それもまた中畑選手らしいねと、
日本一を決めた試合後の異例の胴上げを見ながら、まるで自分のことのように誇らしく思いました。
藤井寺球場のスコアボードと青い空、飛び交う紙テープ、そしてうごめくオレンジのメガホンを今でも鮮明に覚えています。
その時の活躍選手
中畑清選手